天草市でバイオ燃料の実用化実験を行っている株式会社デンソーと、2017年から地域産業の振興および人材の育成、微細藻類の新たな可能性を探求することを目的とする共同研究が始まりました。微細藻類を題材にしたカリキュラムを全学科に組み込み研究することで、藻の事業化を図るものです。農業・食品分野では、ブタの飼料や土壌の肥料、加工食品の開発を進め、水産分野では、微細藻類をアワビの飼料に混ぜることにより、アワビの成長や生残率を改善していきます。微細藻類の活用の可能性を幅広く探る活動を通じ、行政の支援・協力を得て、地域産業の復興につながる活気あるまちづくりに貢献し、新事業や雇用の場の創出に向けた大きな一歩となるものと期待されています。