神奈川県立海洋科学高等学校の校章神奈川県立海洋科学高等学校

神奈川県横須賀市長坂1-2-1

エントリー製品紹介

缶詰オキヒイラギのアヒージョ缶詰

オキヒイラギのアヒージョ缶詰の写真

地元の定置網で混獲される小型魚「オキヒイラギ」をアヒージョ風の缶詰にしました。神奈川県では、オキヒイラギはなかなか市場に出回らない未利用魚といわれる魚です。しかし、小型魚ながら実はとても上質な出汁が取れるおいしい魚です。
そんなオキヒイラギをオリーブの実やドライトマト、フライドオニオンとともにオリーブオイルで缶詰に閉じ込めました。

メッセージ

地元のマイナーな魚である「オキヒイラギ」を、多くの人に知ってもらおうと、アヒージョの缶詰を開発しました。オリーブオイルにも魚の旨味が染み込んでいます。バゲットなどにつけて食べてもおいしいです。

エントリー製品紹介

缶詰クロカワカジキのオイル漬け缶詰

クロカワカジキのオイル漬け缶詰の写真

神奈川県立海洋科学高校の実習船「湘南丸」で漁獲されたクロカワカジキを使用した缶詰です。封入する油には、日本人になじみ深い「お米」から取れる米油を使用しています。味付けには、野菜ブイヨンを使用しており、幅広い料理で活用することができます。カジキの白い身が特徴の缶詰です。

メッセージ

高校生が実習船「湘南丸」の実習で漁獲した「クロカワカジキ」を使用しています。

エントリー製品紹介

瓶詰ツナラー油

ツナラー油の写真

実習船「湘南丸」の母港である三崎港はマグロの水揚げ基地です。
そこで、マグロの血合い肉を使用し、「食べるラー油」へと加工しました。血合い肉には鉄分が多く含まれており、鉄分補給にもピッタリな瓶詰です。

メッセージ

マグロの血合い肉を食べやすくするために、試行錯誤を繰り返して開発しました。

エントリー製品紹介

缶詰ワカシの味噌煮缶詰

ワカシの味噌煮缶詰の写真

「ワカシ」は出世魚で有名なブリの子の呼び名です。神奈川県では、初夏からワカシが水揚げされます。
地元の定置網で漁獲されるワカシを味噌で味付けし、生姜とともに缶詰に封入した缶詰です。食べやすさに配慮し、一尾ずつ三枚におろし、一口サイズに切られています。

メッセージ

なかなか市場に出回らない「ワカシ」の缶詰です。献立の一品として、ちょっとしたおつまみとしてぴったりの缶詰です。

学校紹介

神奈川県立海洋科学高等学校の写真

神奈川県は、多種多様な魚介類に恵まれた東京湾と相模湾の2つの湾に面しています。沿岸域では定置網、巻き網、刺し網などさまざまな漁法により魚介類が漁獲されるほか、ワカメやノリなどの海藻類の海面養殖も行われています。
また三崎漁港は水揚げ基地として世界中の海でとられたカツオやマグロが水揚げされています。東京・横浜といった大消費地に隣接しているため、都市部への水産物供給にとって重要な役割を果たしています。
本校は、そのような神奈川県で唯一の水産・海洋系の高校です。校訓「海を知り、海を守り、海を拓く」の元、多様化・国際化にともない変化する社会や産業のニーズに対応し、海洋科学に関する幅広い知識や経験をもとに将来、海洋関連産業で活躍できる人材の育成を目指しています。

学習分野

本校は神奈川県唯一の水産・海洋系の専門高校です。「海を知り、海を守り、海を拓く」の校訓をモットーに海をフィールドとしたさまざまな体験学習などを通し、次世代の水産・海洋関連産業を担う人材の育成に取り組んでいます。令和4年度からは船舶運航科、水産食品科、無線技術科、生物環境科の4学科を新たに設置し、より専門的な人材の育成を目指していきます。また課外活動「水産クラブ」では、水産物を使った商品開発、ドローンの操縦トレーニング、水中ロボット開発、検定・資格取得など各専門分野を活かした活動を行っています。

海洋科学高等学校 校章の画像
校章
海洋科学高等学校 生徒の写真
制服(制帽は船舶運航コースのみ)

カリキュラム

「海を知り、海を守り、海を拓く」という校訓のもと、スペシャリストの基礎形成と海洋リテラシー育成を図ることを教育目標に掲げています。また、生きる力を育成し、自立性、協調性、心豊かな人間性、社会性、健やかな体を育むため、校内外で体験的な教育活動に取り組んでいます。入学したすべての生徒が履修する科目に1年次の科目「水産海洋基礎」があり、カッターの漕艇や小型船わかしおを利用した釣り実習、大型実習船湘南丸の体験乗船、各科の基礎となる体験実習などを行います。この科目を通じて自らが身に付けるべき専門性について考えます。

海洋科学高等学校 大型実習船湘南丸の写真
大型実習船湘南丸
海洋科学高等学校 カッター漕艇実習の写真
カッター漕艇実習

取り組み

各学科で学んだ内容をもとに3年次生では科目「課題研究」で生徒自身がテーマを選んで研究活動を行い専門性を高めます。テーマには地元漁協や水産技術センターと協力した新たな水産資源利用についての研究や水中ロボットの開発など各分野の魅力が盛り込まれています。
また、学校の取り組みとして横須賀市、三浦市、海洋研究開発機構、東京大学付属臨海実験所などと連携事業を行い、地域の水産業・海洋教育に貢献できるよう活動を続けています。

海洋科学高等学校の取り組み 水産技術センター、地域漁協と連携したウニの農業残渣による畜養実験の写真
水産技術センター、地域漁協と連携したウニの農業残渣による畜養実験
海洋科学高等学校の取り組み 海洋研究開発機構と連携したアルゴフロート投入の写真
海洋研究開発機構と連携したアルゴフロート投入

養殖・漁獲

生物環境科では2年次よりヒラメ、マダカアワビ、マナマコの種苗生産と放流を行います。地域で減少が心配され、資源増殖が必要とされている種について取り組み、水産業に貢献することを目標にしています。船舶運航科では3年次の総合実習で延縄漁業実習を行い、キハダマグロなどの魚類を漁獲します。漁獲物は地元の三崎港で水揚げされ、三崎のマグロとして流通します。

海洋科学高等学校の取り組み 種苗生産したヒラメの写真
種苗生産したヒラメ
海洋科学高等学校の取り組み 延縄漁業で漁獲したキハダマグロの写真
延縄漁業で漁獲したキハダマグロ
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