授業科目「課題研究」、水産食品科では、地域の食料資源(未利用・フードロス予防・販路拡大など)の課題とされる、魚介類の活用や普及の可能性について研究授業が毎年行われています。令和3年度では、近年の道南地域で水揚げが急上昇するブリや、84年ぶりに道南に誕生した蔵本「箱館醸造」、これらを地域活性の鍵と捉える渡島総合振興局をはじめ、多岐に渡る地元企業と連携して研究を進めました。具体的なものとして、醸造副産物である酒粕の有効活用とブリ活用の研究、ニシンの町でもある江差町と連携した新料理の研究、道産カレイの有効活用方法の研究、安全管理のためのヒスタミン検査確立を目指した研究をそれぞれ行いました。また、それら研究に関して多方面での発表を行い、地域へ研究成果を還元する取り組みを行いました。